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【独学の方向け】独学で効率良くボイトレしたい場合に意識してほしい事その②【重要】

ボイトレ記事

目次

喉を傷めるなど悪い変化を起こさない為に気を付けて欲しい事

この記事は2015年7月に書いた記事を2019年2月に加筆修正しています。

焦らない・急がない

どんなにトレーニングの量を増やしたとしても声は1日や1週間で極端な変化をすることは絶対にありません。コツもありません。地道に続けることが一番の近道です。

明らかにわかるような変化を感じるまでには最低でも3か月以上かかると思っていた方が良いと僕は思っています。それでも続けてみると小さな変化は起き続けるので意外と退屈はしないと思います。

張り切って焦りすぎていた時期にボイトレCDのトレーニングを毎日3回以上していたなんて事もありますが、無駄だったとは思いませんが喉がガラガラな日が多かったので喉を壊していた可能性もあったかもしれません。

ボイトレは集中しながら適切な時間を長期間行うことが近道です。長期間行えば必ず身にはなっていくのでゆっくり気楽に楽しんでいきましょう。

あれはダメこれはダメという考えを捨てる。

僕がボイトレを始めた時にネットを調べているとで喉が疲労したりするのはNG喉が枯れるのはNGのような情報が沢山あって、それを信じて喉に優しくトレーニングを行っていた期間があります。

しかし、その時強めに声を出すこと喉が疲労するような声を出すことが悪い事だと信じ込み避けてきた事が僕の声の成長の妨げになっていたこともあります。

個人差と言ってしまえばそれまでですが、メソッドの種類やトレーニングの内容によって喉にかかる負担が違います。声を重めに出して喉がすぐに疲労して枯れやすいものや、軽いものまで沢山あって、そのトレーニング一つ一つに発声の何かしらを集中して鍛えるような役割があります。

一目瞭然な極端な発声は避けても良いかもしれませんが、食わず嫌いせずにどんな発声でも一度声に出してみる事も良いかもしれません

ボイトレには色々なメソッドがあって色々な教え方があります。読み切れないぐらいボイトレ本もありますが「全部効果があるんだろうな~」ぐらいの軽い気持ちでいると気持ちの面も上手くいくと思いますよ。

自分の声が変化してきたと感じたら

自己分析してトレーニングを考える

自分の声が変化してきた事を体感出来てきた時は何をすべきか。まずは自分の声がどのように成長したか、これからの自分に必要な要素を考えてみましょう。

音域は後々に出るようになるので音域などは考えず地声、裏声などの声の要素で考えてください。

次の項目で少し詳しく書きますが「声が細い」と感じた場合は地声中心、「高音が出にくい」と感じた場合は裏声中心のトレーニングをするなど、それぞれ方法が変わってきます。そうして足りない部分を補っていくだけでも十分にボイトレする意味があると思います

そして悪い変化をしたと感じてしまうような場合でも良い変化が起きている場合もあります。

発声はバランスを崩すことも少なくないので地声を強くすれば地声へ、裏声を強くすれば裏声へバランスが偏って声が出しにくく感じる事があります。それは悪い変化でもなんでもないので、地声をやり過ぎたのであれば裏声のトレーニングといったようにバランスをとるように心がけましょう。

発声は地声と裏声のバランスで出来ているのでバランスよいトレーニングを

自分に足りていない部分のトレーニングをする

先の続きです。地声が弱かったら地声のトレーニング、裏声が苦手だったら裏声のトレーニングで自分の弱いと感じた部分を補うことがボイストレーニングでは重要です。

裏声を強化していたはずなのに、意外にも地声の質が良くなったり太く出来たりする事もあるので不得意を得意に変えていくことも本当に大切です。

ついつい得意な方ばかり練習したくなるものですが、是非苦手な方を克服していきましょう。

短所を補うと長所も一緒に伸ばせることがボイトレの面白いところです。

筋肉を知る

裏声を発声する場合に多く動く輪状甲状筋という筋肉があります。裏声をトレーニングすることでこの筋肉を鍛えたり上手に動かせるようになることで高音域に発声できる音域を拡張させることができたり、音程を安定させる事が出来るようになります。

発声する際には他にも地声の筋肉、喉頭(喉仏)周辺の筋肉やもっと多くの筋肉がバランスなどを変えながら連動して声帯を振動させて声になっています。

ですので裏声を出すときの筋肉、地声を出すときの筋肉などの名前と声を出すときにどんな役割があるか、ミックスボイスを覚えていくときにも筋肉や発声のバランスなども関係してくるので覚えておいても良いと思います。

裏声を中心に鍛えるのであればYUBA本がお勧めです。

まとめ

だいぶメンタル面の記事になった感がありますが、ボイストレーニングの半分以上がメンタル面で出来ていると僕は思っています。

機嫌が悪い時や不安がある時は声が出にくくなったりするように声とメンタルには密接な関係があります。

独学でボイトレしている人の一体どれを信じたらいいのか、どれが一番効果があるのかなどの、暗中模索感は僕も独学が長かったので理解しているつもりです。

一番良いのは気になることを試しに一回やってみる事がおすすめです。駄目だったら次の候補を試していけばいいです、独学でやっていくのであればそれが色々知ることも出来て一番楽しいと思います。

独学の記事で書くのは違うかもしれませんが、どうしても行き詰まってしまったらボイストレーナーのレッスンを受けることが良いです。一人で行き詰まってネットで調べてもどうしようも無い時の最終手段でもいいので頭の片隅に置いてあってもいいと思います。

自分の意識次第である程度効果を上げて成長速度は上げる事は出来ます。まずは前向きで楽しむこと無理はしない事理解する事の3つを守っていけば間違いないと思います。

是非良いボイトレライフをお過ごしください!

読んでいただきありがとうございました!

この記事も参考になると思うので是非合わせて読んでいただけると嬉しいです。

独学にオススメ出来るボイトレ本 ロジャー本

チェストボイス、ミドルボイス、ヘッドボイスなどの言葉を僕が初めて知った本で独学最初に手にした本です。

CDの中のトレーナーさんは英語でレッスンしてくれるんですが今励ましてくれてるな、「無理はしないでね」って言ったなと英語が苦手な僕にもわかるぐらいにレッスンしてくれます。

本の中には重要な事は書かれていますし、ちゃんとCDの内容も翻訳して書いてあるのでしっかり「無理だと感じたファルセットにしてね」などの注意点とポイントを押さえてトレーニングをすれば必ず効果はでます。

ミドルボイス、ミックスボイスの最初の足掛かりとしてはとってもバランス良く声を鍛えられる本です。

ライトに始めたい方にはおすすめです。

独学にオススメ出来るボイトレ本 YUBA本

地声、混ぜ声、息漏れのない裏声、息漏れのある裏声といった言葉で声区を表しています。

ファルセット、ヘッドボイスとチェストボイスをバランスよく鍛えられる良い本である事とファルセットを沢山出せるトレーニングになっているので輪状甲状筋を効率よく鍛えられます。

各トレーニングのトラックの前にYUBA先生の説明があってわかりやすく、本もしっかり読んで行うことで効果をしっかり体感できます。

こちらも凄くバランスの良く声を鍛えられる本です、ファルセットを余り使った事が無い方はこちらのYUBA本をオススメします。