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トレーナーをしていた時にいただいた質問
ボイストレーナーをしていた時に生徒さんに「ボイトレってどのくらい時間を取ればいいんですか?」とよく質問された事を思い出したので、今日はボイトレの時間はどんな風に決めればいいのかという話をしていこうと思います。
ボイトレにどのくらい時間を使うのかは、独学であってもレッスンを受けて音源を貰って自宅で繰り返す事であっても自分で決めるしかありません。
喉が痛くても無理してしまうような時間のかけ過ぎもよく無いですが、1日の中で1、2分しかやらないのであればほどんど効果は見込めないです。
そこで自分の喉と相談しながらボイトレをする事をおすすめしようと思います。
時間で区切らず、自分の喉と相談する。
ボイトレを始めたばかりであれば喉が疲労しやすいと思うので、30分や1時間などで区切るのもいいと思います。そして体が慣れてきて30分で疲れないのであれば15分ずつ時間を増やしていってもいいかもしれません。
また体調によっても喉が疲れる時間は前後しますので、体が疲れている時は喉も一緒に休ませてあげることも大事です。時間ばかりは個人差になってしまうので過保護になりすぎず焦らず上手に付き合っていけば結果につながります。
最初から強めな声を出してしまった等で喉がひどく声が枯れてしまったり痛くなってしまったのであれば中断すべきです。喉が多少枯れたぐらいで違和感が無いのであれば様子をみても良いかもしれませんが、痛くなってしまったのであればその日は休ませてあげましょう。
発声していると気分が上がったりして集中し過ぎて気付けないこともあるので話し声ぐらいの声で「ああ」と声を出してみて枯れ過ぎていないか定期的に疲労具合をチェックしてみるといいと思います。
次の日起きてみて一日中喉が疲れているようであれば量を減らしても良いかもしれません。難しくなりますが次の日に残らないぐらいが丁度良いと思います。
ボイトレは時間より期間
「どのくらいの期間続けたら声は完成しますか」こんな質問もたくさんいただきました。
目指す度合いによるし高い声を出すぐらいであれば1年ぐらいあれば何とかなるかもしれませんが、自由に声を出したり歌いたいとなると年単位での時間はどうしてもかかってしまうと答えていました。
自分の声に必要なトレーニングを繰り返す限りずっと成長は続きます。
継続は力なりという言葉のように1日7時間時間まとめてやるよりも、毎日1時間ずつ1週間やる方が絶対に効果があります。ご飯を食べたり、お風呂に入るようにボイトレを日常の中に組み込めたのなら理想の声に近づいていけるでしょう。
〜もしボイトレに疲れてしまったら〜 継続のコツ
時間だ!期間だ!と自分で書いていて頭が痛くなってきちゃいますが、ボイトレを長期間継続させていくコツは
やりたくない時はやらない、面倒な時はやらない事です。
これは投げやりな訳でもなくやりたくない事を嫌になるぐらい続けると嫌いになってしまうからです。ボイトレが重荷になりそうだったら一旦中断してみて休憩してみる事もいいかもしれません。
楽しんでやることが継続の基本です。トレーナーをしていた身としては2度とやりたくないと思ってしまう人が出てしまう事は悲しいです。
一旦中断してもボイトレを続けた事は無駄になりません、再開した時に鈍っていたり感覚を忘れていたりしますが割とすぐに思い出せたりしますので。
僕は1年間ぐらいボイトレを今年3月まで中断していたんですが再開して1ヶ月半ぐらいでボイトレの発声は以前より良くなっています。全部とは言えませんが取り戻せています。
ですので「今日もやろうかな〜」ぐらいの軽い気持ちで声を出し始める方が継続出来るかもしれません。
肩の力を抜いていきましょう〜!
最後まで読んでいただきありがとうごいました!
おすすめボイトレ本です