目次
独学の限界
トレーニングの成果が正解か判断できない
独学でボイストレーニングを行うことはとても良いことですし、どんどん声は出していくべきだと僕は思っています。
簡単に言えば声を出すという事は喉の筋肉を使う事なので何もしないよりはマシだろうという考え方です。
毎日なにかしらのボイトレ本を使って練習していても3ヶ月間ほぼ毎日努力できれば良くも悪くも自分で体感できるくらいの変化は得られると思います。
独学で得られる小さな変化や成長で満足できればそれも良いのですが、もう少し踏み込んだ段階に入っていこうと思った時に
自分は正しいトレーニングを出来ているのか
声はどれだけ鍛えられているのか
ちゃんと成果を得られているか
判断が難しくなるあたりで独学の壁を感じる事になっていくでしょう。
ボイトレは一人一人に合っている練習がある
喚声点以降の声を苦しくなることもなく芯のある声で自分なりの良い感じの声で歌っていきたい
こんなイメージをミックスボイスとして仮定します。
いざミックスボイスを作っていこうとなると一人一人の足りない筋肉をつけていくトレーニングを行わなければなりません。
声が軽くて芯の無い声であれば地声のトレーニング
声が重く苦しくなってしまうのであれば裏声のトレーニング
こういった足りない喉の筋肉を補いつけながら発声のバランスを取っていきます。
筋肉のみを独学で鍛えていくことは可能かもしれませんが、こういったバランスを聴き分けて満遍なく鍛えるにはボイストレーナーが必要になってくるでしょう。
筋肉のバランスの難しさ
裏声・地声の筋肉を鍛えていくだけではミックスボイスには繋がっていきません。
地声の練習を長く続ければ、声は重く地声にバランスが寄ってしまい喚声点で声が苦しくつまりやすくなる。
裏声の練習を長く続ければ、声が軽く裏声にバランスが寄って高い声は出ても芯の無い弱々しい発声になりがちになります。
これらの声を出し続ける事は決して無駄ではありません。
しかしミックスボイスを出していこうとなるとどちらか片方の練習でも良いわけでもなく、どちらもやっていて良いわけでもなく
その都度その都度トレーナーなどにバランスを聴きわけてもらいながらトレーニングして繋げてもらうことが大事になってきます。
一つの考え方に囚われない
これば僕がボイストレーナーとしてレッスンをしていた時に一番苦労を感じた事です。
・〇〇理論
・〇〇しなくてはいけない
・〇〇してはいけない
・〇〇でなくてはならない
喉が疲れて多少ガラガラになったのでこの発声は出来ないと断られた時もあります。
足りない筋肉を鍛えているので喉の疲労感などは良い事とも言えるのですが、喉が多少でも痛むトレーニングはダメだという風に教わったらしいですが
一つのメソッドの考え方や名称などで頭を固めすぎてしまい柔軟に情報を飲み込めなくなる事は非常に成長の妨げになります。
もちろん無理を押し付けて喉を駄目にしたり悪い癖をつけてしまうようなトレーニングも無いとは言えませんが
そこも独学で頭を固めず疑問に思ったら答えてくれるようなトレーナーを探すことも大事になってきます。
独学でボイトレを楽しむ
喉の筋肉を鍛える
ネガティブなことばかり書いてしまった気がしますが
声を出すという事は筋肉を使う事なのでボイトレ本でも良いので声を出すという事は筋肉を鍛えられるということです。
裏声を重点的に出せる本、軽いいトレーニングが満遍なく入っている本など
ボイトレ本でも続けていけばミックスボイスを出す下地を作ってくことが出来るということです。
声を出すことに無駄はありません。
裏声に重点が置いてあるボイトレ本
ピッチを鍛えられる
ピアノ音階付きCD付属のボイトレ本でトレーニングすることでピッチトレーニングにもなります。
歌うという事は曲に合わせてピッチを正しく取っていくことが聴こえの良い歌に繋がるので
日頃音階に合わせずにボイトレしているのであれば一冊は持っておいていいでしょう。
レッスンを受ける足がかり
ボイトレが気になっている方は独学でどんどん声を出して行ってほしいです。
自分の声に変化が出たように感じるまで頑張ってみてください。
声が良くなるという事はとても楽しく自信にも繋がります。
僕自身はトレーナーとして現在活動していませんが、有能な先生方が日本でもたくさんいらっしゃいます。
独学がボイトレのレッスンを受ける足がかりになればいいと思っています。
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