目次
ハンターハンターで考えるボイストレーニング
ボイストレーナーをしていた時、どうやって発声やボイストレーニングをわかりやすく伝えたい考えていたものの伝わらなかったらとビビってしまいなかなか出来ませんでした。
今回は少年ジャンプで連載中のHUNTER×HUNTERという漫画を使ってミックスボイスというものを面白おかしくかけたらと思っています。
HUNTER×HUNTERを読んでいるものとして記事を書いているので未読の人がいたら置いてけぼりになってしまい申し訳ない。すごく面白いので読んでみてほしいです。
今回は天空闘技場編のゴンとキルアが天空闘技場の200階以降に乗り込もうとする辺りを使ってミックスボイスとはどういうものか語っていこうと思います。
1階から199階までならどうにかなる人もいる
個人差はありますが最初から歌が上手い人やある程度の音域が楽に歌える人っています。
それと同じく才能や身体能力や野生の感でそれまでの物語を乗り切ってきたゴンとキルアも同じようなものです。
ゴンとキルアは天空闘技場を持ち前の才能で1階から199階まで快進撃を続けますが200階で洗礼を受け壁に当たります。
歌手になりたい、プロのように歌いたいと思って上へ上へと目指した時に壁として出てくる事が発声の不満。「上手く声が出ない」「高い声が出ない」「もっと迫力のある声で歌いたい」「感動させたい」人それぞれですが壁にぶつかって立ち止まってしまう人も少なくないはずです。
ゴンとキルアは200階を念能力を覚えることで突破することが出来ますし、発声の不満もボイストレーニングをすることで解消することが出来ます。
友情・努力・勝利です。
200階でぶつかる発声の壁は喚声点
(参考 HUNTER×HUNTER/富樫義博/集英社)
ゴンとキルアが1階から199階まで軽々と攻略して200階へと足を進めた際にヒソカが座って待ち構えている、ヒソカが手をかざすと二人はもやもやっとした謎のプレッシャーで全く進むことが出来ない。
ゴンとキルアが感じたプレッシャー=発声に関する悩みや難題
喚声点辺りで上手く発声できないようなトラブルです。
どんなに天然で才能(歌の上手さ)や身体能力(音域)だけで乗り切ってこれていても、それだけではどうにもならない壁が出来てしまう事ことがあります。
なにかに壁にぶち当たった時に、なぜ自分が行き詰まっているか、今自分は何を必要としているのか理解する事が大事です。
そんな時ズシの師匠のウイングさんがいます。
ウイングさんはボイストレーナー
(参考 HUNTER×HUNTER/富樫義博/集英社)
200階=喚声点
とした時にそれを突破するためには
念能力=ミックスボイス
を使えようになる必要が出てきます。
ウイングさんは200階以降に進めなくて困っているゴンとキルアに念能力の存在と使い方を教えてくれますよね。
同じように自分の知らない事や出来ない事がある、喚声点で行き詰まってしまった時にはボイストレーナーに色々教えてもらう事が大事です。
自分に合うウイング先生のようなボイストレーナーを見つけられたのであれば間違いなく喚声点を突破できるでしょう。
唯一違う部分があるとすれば、ゴンとキルアが無理やりこじ開けて念を使えるようにしてもらったような特殊な方法が残念ながらボイストレーニングにはない事です。
しかし喚声点を越えられる程度の発声なら半年しっかり頑張れば出来るようになります。
そしてゴンとキルアは念を使えるようになりヒソカの待ち構える200階の洗礼を突破するわけですが、本当の念能力もミックスボイスも物語もここからなんです。
たとえ200階にたどり着いても、念能力にもミックスボイスにも成長に終わりはありません。
喚声点を超える=ミックスボイスという考え方で大丈夫だと思いますが、僕たちの戦いはこれからなんです。
GI(グリードアイランド)編は少し先になりますがゴンとキルアはウイング先生の師匠ビスケに出会い念能力の強化のトレーニングを受けます。攻守の切り替えや念をどう使いたいかを自分の持ち味覚えて実践の中で色々学びます。そして勝利します。
同じくミックスボイスを使えるようになったからといって喚声点を処理できるだけでは、歌声にすぐ使えるわけでも自由に歌えるわけでもありません。ミックスボイスを自由に自分の思うがままに扱う為にはその先もトレーニングが必要になります。
難しい事はなく、現在の自分がいずれどうなりたいか、自分に何が必要か、その都度必要なトレーニングをこなすだけで必ず自分の思ったような声に近づいていけます。
休載も多いですが現在でもHUNTER×HUNTERの中では念能力を使ったバトル、念能力をどう使うかの心理戦が繰り広げられています。念能力も限界が見えません。早く続きが読みたいです。
ミックスボイスの習得、ミックスボイスの強化、ミックスボイスの応用を目指して独学でも楽しいので是非ボイトレに興味を持ってくれたら嬉しいです。
おすすめ記事
読んでいただきありがとうございます。楽しいボイトレ記事かけるように努力します!
練習に使っているおすすめのボイトレ本です!