目次
ミックスボイスの話
僕は地声から喚声点(ブリッジ)で崩れずに薄い(か細い)声でも裏声まで繋がっていたらミックスボイスと考えています。
大まかになりますがボイストレーニングをして薄いミックスボイスを作っていくまでが1段階。その薄いミックスボイスをより強く強化してくことが第二段階とします。
おそらくミックスボイスで柔軟かつ太く強く自在に歌う事を現在ボイストレーニングしている方やこれから始めようとしている方が目指しているところではないかと思います。
薄いミックスボイス、強いミックスボイスどちらを作るにしても、地声と裏声が十分に鍛えられていて上手に使えるようになる事が必要となります。
地声と裏声はいくら鍛えても無駄になりません。偏らせずにどちらも満遍なく鍛えてください。
今回は1段階目の薄いミックスボイスを作っていく話をしていこうと思います。
ミックスボイスを出すための基礎作り
簡単ではないですがミックスボイスを出すためには地声と裏声を鍛えて喚声点辺りで交わったところを繋いでしまえばいいという話です。
その為には
ある程度の強さのまましゃべり声ぐらいの大きさで喚声点辺りでも我慢出来る地声
地声で喚声点から徐々に声帯を薄く裏声に変化させていく動作や感覚
息漏れのある裏声や息漏れの無い裏声をしっかり区別して高い音から低い音まで裏声を扱える事
今声になにか不調や不満がある人もボイトレを続ける事で必ず出来るようになります。
これら上の3つの要素を練習し上達することで地声の弱さを解消したり、喚声点辺りで声がひっくり返ったりブレイクしてしまう事を解消することも出来ます。
ここで裏声と地声がしっかり扱えるようになればミックスボイスを作る基礎は出来ているでしょう。ここから声を繋げて薄いミックスボイスを作っていく工程に入っていきます。
基礎はある程度はボイトレ本でも作っていくことも出来ます。
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最初はバランスを崩しやすいミックスボイスに注意を
ミックスボイスを作っていく過程
ここからはひたすら
地声から裏声へと声帯を薄くしていく感覚を持ちながら声帯を閉鎖させる母音や子音を組み替えた練習
裏声を喚声点より低い音へと下げていく練習
地声や裏声の強化と崩れたバランスを元に戻す練習
これらのトレーニングを繰り返す事でどれぐらいの期間で繋がるかは個人差ですが、地声と裏声は繋がってミックスボイスを出せるようになっていきます。
そして声が繋がって安定してくると徐々に歌う事も出来るようになります。おそらくボイトレを始める前とは違った良い感覚で歌えていると思います。
最後に
今回は声が薄い状態のミックスボイスを作る話なのでここまでになりますが、母音を調整したり喉頭の位置を変化させながらの発声であったり、発声を更に状態を良くしていくことになります。
さらに安定してきたら2段階目のミックスボイスの強化に入って行くという形になると思います。
実際は地声と裏声はある程度独学で出来ますが声を繋げてミックスボイスを作っていく辺りはボイストレーナーさんに頼るのが一番安全で早いんじゃないかと僕は思っています。
丁度その辺りが発声やらバランスやらがフラフラ安定しないのでバランスをしっかり聴いてもらいながら自分に合ったトレーニングをしてもらう事をおすすめします。
僕もミックスボイスの強化の話など今後も書いていけるように努力していくのでよろしくおねがいします。近々漫画で考えるボイトレや自分も歌唱音源をtwitterなどに上げてみる予定ですので見てもらえたり聴いてもらえたら嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました!
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